パドレス大物遊撃手離脱で得点力ダウン…ダルにも影響必至
球団史上初のワールドシリーズ制覇を狙うパドレスに暗雲だ。
日本時間6日、タティスJr.(22)がジャイアンツ戦で空振り三振に倒れた際に左肩を亜脱臼。その場にうずくまったまま、しばらく動けなかった。同7日に再検査を受ける予定だが、離脱の可能性が出てきた。
タティスは2月にパドレスと14年総額約374億円で契約した大物遊撃手。昨季はリーグ2位の17本塁打を放ったスラッガーだ。
左肩は今年のキャンプでも痛めた箇所。その時はすぐに復帰したが、再び痛めたから今回は重傷かもしれない。
ここまで5試合に出場して打率.167、5失策と精彩を欠いていたものの、攻守の要の離脱はチームにも開幕投手のダルビッシュ(34)にも及ぼす影響はデカい。
守備ではときにアクロバチックなプレーで投手を救い、打っては大量点をもたらす。パドレスの野手はこのタティスと、昨季リーグ3位の47打点をあげたマチャド(28)の二枚看板。そのうちの1人が欠ければ、得点能力はガクンと落ちるからだ。
初勝利へ7日のジャイアンツ戦に先発
そのダルは2日の開幕戦(対ダイヤモンドバックス)に先発。4回3分2を投げて8安打4失点。2本塁打を浴びて、勝敗はつかなかった。
「思ったところにコントロールできなくて、我慢のピッチングだった」と話し、7日のジャイアンツ戦で初勝利を目指そうと腕をぶした直後の主砲のケガだった。