日本初の女子プロサッカー「WEリーグ」は“三重苦”の船出…協会のもくろみ狂い目玉選手も不在

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 ところがコロナ禍に足を引っ張られた。

 東京五輪が1年後の21年夏に延期されたことで「21年、23年と2年間でフル代表が出場する女子世界大会を2度も開催するのは常識的ではない」という意見が国際サッカー連盟(FIFA)内で大勢を占め、JFAは女子W杯の立候補を取り下げることを余儀なくされた。

 しかも東京五輪はベスト16止まりに終わり、11年女子W杯ドイツ大会の優勝をピークに日本女子サッカーの先細りを印象付ける結果となった。

 そうして迎えたWEリーグの開幕である。

 有名外国人選手に声を掛けても、新型コロナもあって日本行きを決断した大物選手はゼロ。装いも新たにプロリーグを発足させたが、目玉選手不在の状況は変わらない。

 前途多難である――。

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