稲見萌寧が逆転で今季8勝目! ショットメーカーがパット改善で“鬼に金棒”
■ショットメーカーにありがちな落とし穴
「ショットメーカーはパーオン率が高いので、2パットならスコアを崩さず、ピンチになるようなシビアなパットを打つ状況が少ない。だからショットメーカーに多いのですが、パットの練習に多くの時間を割く必要がないのです。しかし、稲見は平均ストローク改善に取り組み、パット練習の時間を増やしたと聞いています。パーオン率を維持しながら、パットが改善されると必然とバーディー数が増えていきます。バーディー数は19年ランク39位(265)でしたが、今季は4位(400)。パット改善が好成績の原動力になっているといえます」
「パターは4日間それなりに入ってくれた。パターを替えてよくなった」と、ネック部分に三角形デザインを採用した慣性モーメントの高いパターを手にしてから、グリーン上での不安がなくなった。稲見のドライバー平均飛距離は239.25ヤード(34位)。聞きなれた言葉だが、プロの世界はやはり「パット・イズ・マネー」だ。