渋野日向子2年ぶり復活Vが地上波で見られず…背景には「女子プロ協会vsテレビ局」の対立が
【スタンレーレディス】最終日
「正直、こんなに早く勝てるとは思っていなかった。すごくうれしい」
ここ3試合連続トップ10入りの渋野日向子(22)が、約2年ぶりにツアー5勝目を挙げた。
2打差5位タイ発進の最終日は、「スタート前は安全に行こうと思った」と、前半は8番バーディーで1つスコアを伸ばしただけ。折り返して10番でボギーをたたくとトップと4打差。
その時点で「ヤバい。ギアを上げた」と残り8ホールは5バーディー、1ボギーと猛攻を見せた。
渋野のトレードマークともいえるバウンスバックが2回あり、最終18番バーディーで首位に追い付いた。プレーオフに突入しても勢いは止まらない。1ホール目、2ホール目ともバーディーを決めて、久しぶりの勝利に涙が止まらなかった。
米女子ツアー挑戦を目指して取り組んだスイング改造が不振の始まりだった。それも、「クラブを思い切って振れるようになり、怖さがなくなった」と馴染んできたのが大きい。今回の勝利はこれまでの練習が間違っていなかったという手応えと自信につながる。スイングに思い切りの良さが戻ったのも勝利の要因だった。