渋野日向子にLPGAツアーの意外な「落とし穴」“少ない観客”でモチベーション保てるか

公開日: 更新日:

 来年のLPGAツアー出場権をかけた「Qシリーズ(最終予選会)」に挑戦する渋野日向子(23)は、18日に開幕した「大王製紙エリエールレディース」後に渡米するため、自身にとって今週が国内ツアー最終戦になる。

 初日は4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダー・31位タイ発進だった。

「(国内最後の試合だから)いいゴルフをしたいと思いながらスタートしたけれど、11番パー5で取れなかったり途中まで気持ちが落ちていた。最後は持ち直してやりきれたのでよかった」(渋野)

 本大会は渋野が勝った「樋口久子 三菱電機レディス」以来、3試合ぶりに有観客で開催されている。渋野は観客の声援をパワーに変えるのがうまい。メジャーの全英女子オープンに勝ったときも、終盤の優勝争いの最中でも地元ギャラリーのハイタッチに快く応じ、ニコニコと笑顔を振りまいて勢いに乗った。

 しかし、LPGAツアーは国内大会と比べてもギャラリーが極端に少ない。「週末に1日6000人ぐらい入ればいいほう。だから米女子プロが日本の大会に出ると観客の多さに驚く」(米ゴルフ記者)というのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇