2022年国内女子プロ「シード権規定変更」で欠場者は増える?減る?

公開日: 更新日:

 日本女子プロゴルフ協会は24日、来年の大会日程を発表。全38試合で賞金総額は今年より6600万円増の42億9600万円となり史上最高額を更新した。

 2022年から大きく変わるのがシード権規定だ。今年は賞金ランキング50位以内とシーズンを通じての総合的な活躍度を評価するメルセデス・ランキング(R)50位までが来季シード権を獲得した。来年からはメルセデスRに一本化される。

 メルセデスRのポイント配分は、米ツアーの方が高い。同じ優勝でも、国内の3日間大会200ポイント、4日間大会300ポイント、公式戦(4試合)400ポイント、海外メジャー800ポイント。これまでは海外メジャーの出場権を得ても、賞金ランクを気にして渡米しない選手もいたが、効率よくポイントを稼ぐため海外へ挑戦する選手が増えるかもしれない。

 とはいえ、当然だが海外メジャーは選手のレベルは高いし、コースも難しい。上位争いは厳しいし、予選落ちの可能性も高い。

 そもそも今季賞金ランク1位の稲見萌寧のように海外試合に興味を示さず、国内専念の女子プロもいるし、「強豪揃いの海外より国内の方が賞金もポイントも稼げる」と、意欲をみせる選手もいるだろう。

 シード権獲得の規定が変わり、女子プロの意識がどこまで変わるか?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇