古江彩佳に課せられた今後の課題 飛距離差を感じた時にどういう戦い方をすべきか
確かにパワーヒッターはコーナーぎりぎりのバンカーや、クリーク、林を楽々と越えて、アドバンテージがあります。
飛距離が出なければ、レイアップの安全策を取らざるを得ません。
優勝争いに絡み、飛距離差を感じた時にどう戦うのか、が古江にとってこれからの課題になるでしょう。
■流れを崩さないプレーを徹底
要は、無理に攻めていいのは最後の一打だけです。他は流れを自ら先に崩さずに、競りながらもショットを曲げない、ボギーを打たないゴルフで相手へプレッシャーをかけ続け、持ち味であるショートゲームで突き放すべきだと思います。
プロなら誰でも飛距離への欲望があります。
しかし古江は体力、筋力、ヘッドスピードなど自分のプレースタイルをよく理解しており、飛距離に頼らないゴルフの組み立てができます。飛ばし屋でもスコアをつくれない女子プロがいる一方で、飛距離が出なくても安定感の高い女子プロもいます。古江は後者です。