著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

インドネシアで最も優れた左SBアルハンは東京Vでレギュラーを張れるのか(下)

公開日: 更新日:

 東京ヴェルディが最後にJ1へ籍を置いたのが2008年シーズン。J創設期には名実共にトップに君臨したクラブは以後、セカンドディビジョンに定住している。

 そんな<古豪>へ移籍してきたプラタマ・アルハン・アリフ・リファイ。クラブは、インドネシア代表の彼にどんな期待を込めて獲得したのだろうか? その答えを紐解きたく、加入会見の場所・インドネシア大使公邸に足を運んだ。

 終始穏やかな空気で進められた加入会見だったが、筆者が投げたイスラム文化に触れたタブー気味な質問が、その空気を一変させてしまった。

「アルハン選手のポテンシャルは理解していますが、それも良い環境があってより発揮されるものだと思うんです。ラマダンや生活習慣についてどうのように順応していこうとお考えなのか、聞かせていただけますか?」

■イスラム教においてラマダンは義務

 本人への質問のつもりでいたが、「まずは私が」とヘリ・アフマディ特命全権大使がマイクを握って説明してくれた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇