ウッズの全米プロ“下見ラウンド”にツアー仲間から批判の声 クラブプロ帯同しコース情報入手
しかし、その下見ラウンドが「おかしい」と騒動になった。
「全米プロ」はクラブプロの団体であるPGAオブ・アメリカ(全米プロゴルフ協会)の主催大会であり、試合を盛り上げるために「(タイガーは)最高のクラブプロから学んでいる」とネットにツイート。これに対してツアーメンバーからも批判が続出したのだ。
■「主催者は出場プロに平等か?」
その急先鋒がパトリック・リードであり、「全米プロ会場のゴルフディレクターである(クラブプロの)キャリー・コズビー氏がコース情報を事前に教えるというのはどういうことなんだ。主催者は全てのプレーヤーを同じように扱ってくれるのか?」と声を上げた。
メジャーでも事前のコース下見は問題ないが、会場をよく知るクラブプロと一緒にラウンドしてコース情報を手に入れるとなれば話は別だ。ウッズの活躍次第でギャラリー動員数やテレビ視聴率が大きく変わるだけに、主催者から特別扱いされたと勘ぐられても仕方ないと想像できる。ただ、これでは“誰もが同じ条件でプレーする”というメジャーの大前提が崩れてしまう、と問題が大きくなったのだ。