山下美夢有メジャーVで改めてわかった「身長U-160cm女子プロ」が強い理由
羨ましいと思っている女子アスリートは多い。
8日閉幕の女子プロツアーのワールドレディスサロンパスカップに優勝した山下美夢有(20)の賞金は2400万円。今季9試合での通算稼ぎは約3802万円となり、賞金ランク3位に浮上した。2001年生まれの山下は19年秋のプロテストに合格し、今年が実質3年目。身長は女子プロの中でも小柄で150センチしかない。
昨季4勝を挙げた西村優菜(21)も150センチ。昨季のメルセデスランキング1位で、今季から米女子ツアーに参戦している古江彩佳(21)も153センチだ。
ツアー関係者が言う。
■お手本は宮里藍
「20歳前後の選手は宮里藍に憧れてゴルフを始めた世代。宮里は155センチしかなく飛距離では欧米選手に劣っていたが、アプローチとパットのうまさで米女子ツアーで9勝を挙げ、世界ランクトップに上り詰めた。今の若手はプレーに関して、身長のことを気にしている者はいない。今季4勝と絶好調の西郷真央(20)も158センチで大柄ではない」