渋野日向子に染みついてしまったボギーゴルフ…同組の女王・稲見萌寧とは雲泥の差
【ブリヂストンレディス】第1日
“応援団”から何度も溜息が漏れた。
渋野日向子(23)の国内参戦は昨年11月の「大王製紙エリエールレディス」以来。同組で回るのは、昨季賞金女王の稲見萌寧(22)と2週連続優勝がかかる渡辺彩香(28)。スタートは7時40分と早かったが、この日一番の大ギャラリーがついた。
ノーボギーの稲見は首位に2打差の4アンダー3位につけ、ダブルボギー1つの渡辺も2アンダー10位タイとまずまずのスタートを切った。
だが注目の渋野は、2バーディー、4ボギーで2オーバー67位タイと大きく出遅れた。フェアウエーとパーオンを逃したのは各6ホール。アプローチのミスに加え、2メートルから5メートルのパーパットも決められなかった。
今回の会場は女子プロには距離が長く、グリーンも小さい。第1打をラフに入れたらパーセーブも難しい。今季から本格参戦している米女子ツアーで、早々に来季のシード権をほぼ確定させた渋野なら、「いつものようにボギー以上のバーディーを奪ってくれる」と期待したファンは多かったはずだ。
「ゴルフの内容も最低。10点くらい」とは渋野の自己評価だが、決して本調子ではない稲見の丁寧なゴルフとは対照的だった。