稲見萌寧がブリヂストンレディスで狙う今季初Vと打倒“渋野日向子”予選では同組に!
「勝つとすれば今週ですよ」
あるツアー関係者が自信ありげにこう言うのは、稲見萌寧(22)のことだ。
19日開幕のブリヂストンレディス(千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=通称・旧袖)は、主戦場を米国へ移した渋野日向子(23)が、今季国内に初参戦。すでに来季の米ツアーのシード権も確定させての凱旋となる。
■昨季9勝も今年は未勝利
一方の稲見は、昨季9勝を挙げ、初の賞金女王となり、東京五輪では銀メダルを獲得。新女王をファンに印象付けたが、今季は全11試合に出場しベスト10入りは5回あるが未勝利だ。
その稲見は、予選のペアリングは渋野と、前週の「ほけんの窓口レディース」で今季初優勝、勢いに乗るホステスプロの渡邉彩香と同組に。冒頭の関係者がこう語る。
「稲見はボール契約がBSで、ディフェンディングチャンピオンです。愛知県から移った今年の会場は、昨年まで男子のブリヂストンオープンが行われていた旧袖です。男子ツアーが撤退しただけに盛り上げたい気持ちも強いでしょうし、旧袖は稲見の自宅から非常に近く地元も地元です。予選で稲見と渋野が同組で回る。大会は1日5000人の入場制限をもうけますが、おそらく多くのギャラリーは渋野の応援団となる。こういう時の稲見は強い。海外に興味はなく、“国内で永久シード(30勝)を目指す”と言ったプライドもあるでしょう。直近は3位、3位と調子を上げている。おもしろい試合になりますよ」
会場の旧袖は丘陵の林間コース。レギュラーティーからも6600ヤードを超え、ドッグレッグホールや砲台グリーンが多い。アイアンショットにキレが戻ってきた稲見向きのコースだが、さて……。