東アジアE-1選手権 中国戦痛恨スコアレスドロー「ただの一度も興奮する場面がなかった」
東アジアE-1選手権の初戦は香港に6-0で圧勝した森保日本代表だったが、24日に愛知・豊田市で行われた2戦目の中国戦は、多くの決定機を逸した挙げ句にスコアレスドローに終わった。
コロナ禍の中、細心の注意を払いながら仕事を済ませ、出先から急いで自宅に戻り、テレビの前で腰を据えて後輩たちのプレーを拝見させてもらった。正直に言わせてもらおう。
「ただの一度も興奮する場面がなかった。淡々と試合が終わり、消化不良の思いだけが残った」
相手の中国は、U-23(23歳以下)の若手主体のチームだった。日本はパスを回しながらリズムをつかみ、何度となく中国ゴールに迫り、少なくないシュートも放った。 しかし、ゴールの予感は漂ってこなかった。
■中国は専守防衛で意思統一されていた
中国の選手は、まずは専守防衛という意識で統一され、局面では厳しいフィジカルコンタクトを仕掛け、日本の攻撃を跳ね返していった。時間の経過とともに中国選手たちは、日本の攻撃の対処方法を学んでいき、自信を持って相対するようになっていった。