東アジアE-1選手権 中国戦痛恨スコアレスドロー「ただの一度も興奮する場面がなかった」
攻めても攻めても結果が出ない場合、どうしたらいいのだろうか。
相手ゴール前30メートル地点に入ったら、明確に「ゴールを奪う」という意欲を鮮明にし、目の前の相手選手に対して1対1の戦いを挑み、シュートに持ち込んでいく。
しかし、日本の選手たちは「ただボールを回す回数を増やすばかり」だった。これでは相手ゴールに迫ったとしても、ゴールに繋がるような決定的な場面は作れない。
明らかにレベルの低い相手である中国戦でのノーゴールをFW陣だけに責を負わせることはできない。
たとえばMFの選手たちは、中盤のエリアで右に左に長短のパスをむやみに回すだけでは、精度の高いラストパスを供給することはできない。
■中国戦の二の舞を演じる危険性
あくまでチーム全体が「全てのプレーはゴールのためにある」という思いを共有し、アグレッシブに戦わない限り、これから先、日本代表は何度も「この日の中国戦の二の舞」を演じてしまう危険性をはらんでいる。