吉田麻也の新天地は独シャルケ ドイツ人に競り勝つスキルを今から磨けるのか?
イタリア1部サンプドリアとの契約が6月で満了した日本代表DF吉田麻也(33)の移籍先が決定した。
ドイツの有力メディア「ビルト」が「今季1部に復帰したシャルケが日本代表主将を獲得する」と報じ、シャルケの幹部も「(獲得報道は)その通り」とコメントし、正式契約が結ばれたという。
吉田は2009年にオランダに渡り、12年8月に英プレミアのサウサンプトンにステップアップした。ここで154試合に出場。20年1月、イタリアに新天地を求めた。
吉田には「今季1部に初昇格したイタリアのモンツァ、トルコのトラブゾンスポル、Jでは古巣の名古屋、あと神戸からも誘いがあった」とサッカー関係者がこう続ける。
「吉田は、移籍するに当たって11月21日に開幕するカタールW杯を見据えながら『Jに移籍して常時プレーしながら試合勘を養う』『欧州でレギュラー争いを通してレベルを維持する』のどちらを選択するか──で深く悩んでいた。結局、ドイツ1部で揉まれることがW杯での好パフォーマンスにつながると判断した」