渋野日向子たった1日で「いつものシブコ」に逆戻り…全英OP初日単独首位→7位Tに後退
【全英女子オープン】第2日
6アンダーで単独首位に立った前日は「自分が自分じゃないみたいにパッティングが入ってくれた。すごく距離感が合っていたので自分でも不思議な感じ」と語っていた渋野日向子(23)。この日はショットが安定せず、フェアウエーキープは7ホールにパーオンは13ホール。耐えるゴルフが続き、14番では今大会初めてポットバンカーの洗礼も受け、1バーディー、3ボギーの73。ベスト10の選手でオーバーパーは渋野だけだが、前日の「貯金」がものをいい、通算4アンダー7位タイは首位に4打差で優勝圏内に踏みとどまった。
「ショットが安定せず、ロングパットや難しいアプローチでバーディーチャンスにつけられなかった。ショットに試行錯誤していたが、何も考えずに振った方がいいと18番で気がついた。4日間プレーするのは久しぶりなので、悔いの残らないように戦いたい」(渋野)
2019年大会で優勝したときは実質プロ1年目の20歳だった。海外試合は初挑戦で失うものは何もなく、怖いもの知らずの強みもあり、笑顔と思い切りのいいスイングがファンを魅了した。当時の映像を見ても、スイングにみじんの迷いも感じられない。