日本の「ナショナルオープン」お寒い実態…世界中のトッププロはスルー、松山英樹らも欠場
わが国を代表する男女ゴルフ大会が今週の「日本女子オープン選手権」(千葉・紫CCすみれC)であり、来月開催の「日本オープン選手権」(10月20~23日、兵庫・三甲GCジャパンC)だ。
主催の日本ゴルフ協会(JGA)は「ナショナルオープン」と銘打つが、その実態はお寒い限りである。
ナショナルオープンとは、読んで字のごとく開催国の最も名誉ある試合であり、世界中からプロ、アマ問わず多くの選手が出場してタイトルを競い合う国際色豊かな大会のことをいう。
ナショナルオープンで最もよく知られる大会が、世界最古の歴史を誇る「全英オープン」であり、実力世界一を決める「全米オープン」の2大メジャーだ。
もちろん、世界各国にはそれぞれのナショナルオープンがあり、主要国のゴルフ組織はゴルフ普及ばかりでなく、大会を盛り上げるためにあらゆる努力を惜しまない。
例えば、オーストラリアゴルフ協会主催の「オーストラリアオープン」がそうだ。1904年からスタートし、世界の主要ゴルフ協会に呼びかけ、ビッグネームの参加を促してきた。