日本の「ナショナルオープン」お寒い実態…世界中のトッププロはスルー、松山英樹らも欠場
その努力が実を結び、G・プレーヤー7勝、J・ニクラス6勝のほか、A・パーマー、T・ワトソン、R・マキロイらトッププロが歴代チャンピオンに名を連ねている。
■国際化に失敗したJGAの怠慢
また、カナダのナショナルオープン「RBCカナディアンオープン」はPGAツアーに組み込まれてT・ウッズ、D・ジョンソンら、最強プロが勝って華やかだ。
また女子では「豪州女子オープン」も同様で、第1回大会の樋口久子をはじめ、L・デービース(英国)、K・ウェブ(豪州)、A・ソレンスタム(スウェーデン)、ヤニ・ツェン(台湾)、L・コ(ニュージーランド)らチャンピオンの出身国は世界中に広がる。
だが、JGAがナショナルオープンを世界で認知される大きな大会に育てる努力をしてきたか、といえば、答えはノーだ。
かつて日本ツアーのスポンサー主催競技に数多く出場したニクラス、パーマー、プレーヤーのビッグスリーは、日本オープンで一度もプレーしたことがなく、もちろんウッズやマキロイもエントリーしたことがない。世界中のトッププロから見向きもされていないのだ。