“迷えるエース”南野拓実が断言「W杯前なんで言い訳はできない」
しかし、最終予選で基本布陣が4-3-3にシフトしてから不穏な空気が漂い始めた。本職ではない左サイド起用が増えて得点数が激減。一気に台頭した三笘薫(ブライトン)を先発に抜擢すべきという声が高まった。
それでも森保一監督は使い続けたが、9月のドイツ遠征から4-2-3-1に戻した後、南野を「トップ下の控え」に位置付けるようになった。
南野自身は、エクアドル戦が主力奪回の好機だったが、アピールは不発に終わり、今夏赴いた新モナコでのプレーに集中するしかない状況だ。
「モナコでは(今季初ゴールを決めた9月18日の)スタッド・ランス戦のように右サイドに入ることもあるし、左サイドや4-4-2の前めもやっている。システムも頻繁に変わるので、かなり流動的な感じです」
本人が語る通り、モナコでの起用法は目まぐるしく変化している。
■タキなら何でも柔軟にこなせる
10月の4戦を見ても2日のリーグ・ナント戦と6日の欧州ELトラブゾンスポル戦が左サイド、9日のリーグ・モンペリエ戦が2トップのセカンドトップ、13日のELトラブゾンスポル戦が右サイドとほぼ毎回役割が違う。CKやFKを任されることもあり、クレマン監督は「タキなら何でも柔軟にこなせる」と考えているもようだ。