東北福祉大・蝉川泰果の史上初アマ2勝 国内男子ツアーのゴルフ内容は大きく変わる
先週の「日本オープン」は東北福祉大学4年生のアマチュア蝉川泰果が初日から首位の座をキープしたまま逃げ切り、第1回大会から95年ぶりにアマチュア優勝を遂げました。
9月の「パナソニックオープン」にも勝っており、アマチュアのツアー2勝は、大学先輩の松山英樹や金谷拓実も成し遂げられなかった史上初の快挙です。
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大会2日目は蝉川について18ホールをつぶさに見ましたが、「これから男子ツアーのゴルフ内容が変わってくる」とわかります。
会場は国内メジャーですから設定がタフで、ティーショットを曲げてはスコアメークにならないとドライバーを封印する選手が多かった。
出だしの1番からそうです。右サイドにOBとフェアウエーバンカーがあり、狭いフェアウエーの両サイドにはラフが待ち構えています。そこで蝉川は4日間ともドライバーを振り抜きフェアウエーセンターをとらえました。キャリー300ヤードのアドバンテージもさることながら、飛んで曲がらず、アイアンの弾道も高く、硬いグリーンでもボールを止められる技術を持っています。