セネガル20年ぶりW杯GL突破決める決勝G DFクリバリはシセ監督の正統後継者
試合終了の笛が鳴った瞬間、歓喜と落胆がピッチに渦巻いた。
勝ったチームがグループリーグ突破となる一戦。アフリカ王者のセネガルが激戦を制し、グループAを2位通過。2002年日韓大会以来、20年ぶりの決勝トーナメント(T)進出を決めた。
敗れたエクアドルの選手たちが思わず膝をついて嘆き悲しむ一方、セネガルはシセ監督が喜びを爆発させるなど、歓喜に沸いた。
エースのFWサディオ・マネ(30=バイエルン・ミュンヘン)が大会直前に右足の故障で出場を断念する中、前半から果敢にエクアドルを攻め立てた。
試合を決めたのは、キャプテンのDFクリバリ(31=チェルシー)だった。
前半に1点を先制して迎えた後半、エクアドルに同点に追いつかれた直後の25分、セットプレーからのこぼれ球を右足で巧みに合わせてゴールネットを揺らした。クリバリの代表初ゴールが決勝点となった。
センターバックとしてもDF陣を取りまとめ、後半のエクアドルの猛攻を何とか防いだ。