メッシ1G1Aでアルゼンチン悲願のVへ「M2」 W杯は“最後”でもまだまだ辞められない!
アルゼンチンのMFメッシ(35=パリSG)が、両チーム合わせて16枚のイエローカードが乱れ飛ぶ大荒れの準々決勝で輝きを見せた。
前半35分に絶妙なスルーパスで先制点をアシストすると、後半28分にはゴール右にPKを決めて今大会4ゴール目。W杯通算10点目で同国1位タイとなった。元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏がこう言った。
「アルゼンチンは前回大会まで周囲がメッシを生かそうとしていましたが、この日の1点目に象徴されるように、今大会はメッシが相手を引きつけて周りを生かすことで、数的優位がつくれるようになっています。PK戦も落ち着いて決めた。運動量が落ちたのは確かですが、プレースタイルを変えたことで、今でも代表になくてはならない存在なのは間違いありません」
昨夏、財政難に陥ったバルセロナを退団。パリSG2年目の今季はリーグ戦13試合で7ゴール10アシストを記録するなど好調を維持している。すると、古巣・バルセロナのラポルタ会長が、クラブに復帰できるよう努力するとし、バルセロナで現役引退させることは「道義的責任」と述べるなど、周辺が騒がしくなっている。