W杯準決勝で粘りが身上のクロアチアを襲う…“メッシのアルゼンチン”2人のキープレーヤー
カタールW杯も佳境を迎え、勝ち上がりの4カ国が、ファイナリストを目指して激突する。日本時間14日午前4時にキックオフされるのが、優勝2回の南米の雄アルゼンチン(FIFAランク3位)と、前回ロシアW杯で準優勝となったクロアチア(同12位)だ。勝敗の行方を左右するキープレーヤーは誰か? どんな試合展開が予想されるか? 元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏と元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏に聞いた。
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サッカー界のBIG3の1人であるメッシ率いるアルゼンチンに対するのは、決勝トーナメント1回戦で日本を、準々決勝でブラジルをPK戦で破ったクロアチア。前回準優勝の立役者MFモドリッチが37歳という年齢を感じさせない活躍を見せ、強敵アルゼンチン戦を前にして「人生最高の試合にしたい」と意気込んでいる。35歳のメッシは前所属バルセロナで数多くのタイトルを獲得しながら、母国のファンにW杯優勝をもたらしたことはない。参戦最後といわれる今W杯にかける思いは強烈である。
■今大会はメッシが周囲を上手に使いながらプレー
「ポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウドとブラジル代表ネイマールが姿を消し、現代の3大聖人<最後の生き残り>であるメッシには、大会を盛り上げるという意味でも決勝まで勝ち残ってほしい。現代表はメッシにオンブにダッコのチームではなく、メッシが周囲を上手に使いながらプレーしており、粘りが身上のクロアチアもてこずるでしょう。アルゼンチンの22歳FWアルバレスに注目したい。豊富な運動量でシュートに持ち込むタイミングも鋭く、今大会の2得点も秀逸なゴールだった。メッシとの連係も良好なので、メッシが1ゴール、アルバレスへの1アシストを決めて2-0でアルゼンチンが決勝に進出すると予想します」(六川亨氏)