【Tungsten game】「なおエ」の米国版、エ軍ファンには屈辱的な“むなしい試合”の意
その試合でトラウトが1試合3本塁打を放った記録はなく、打率が.528に上昇したこともない。すべてが架空のおちょくりだ。鉄腕(iron arm)でなく、鉄より硬いタングステン腕(tungsten arm)と冷やかしたのがミソか。
“O'Doyle”はアイルランド系移民の名前で、米国特有の差別意識も混じる。
今季6月21日の対ロイヤルズ戦。3番・DHで出場した大谷が2本塁打を含む4打数3安打8打点と大爆発しながら、エンゼルスが延長戦の末に11-12で敗れると、米メディアはこぞって「Tungsten game(タングステン・ゲーム)」というフレーズを使った。「むなしいゲーム」「残念なゲーム」と解釈できる。エンゼルスファンとしては屈辱的なフレーズだ。