来オフFAの大谷翔平にも飛び火? コレア400億円超“契約保留”で大物の身体検査よりシビアに
二刀流にとって決して他人事ではない。
身体検査で正式契約が保留されたカルロス・コレア内野手(28=ツインズからFA)のことだ。
今オフのFA市場の目玉のひとりだったコレアは当初、ジャイアンツと内野手史上最高となる13年総額約462億円で合意。入団会見を予定していたが、身体検査で14年に手術した右足腓骨の状態が思わしくないため、交渉は破談した。
新たにメッツと12年約418億円で合意したものの、ジ軍同様、メ軍も患部の状態を懸念し、正式契約を保留した。今後は条件の引き下げや故障で離脱した場合の補償など、契約内容を見直して再度、交渉するという。
2球団を翻弄する目玉内野手の契約問題。来季終了後、FAになるエンゼルス・大谷翔平(28)にも影響するのではないか。
米紙ニューヨーク・ポストが来オフの大谷の契約内容に関して9人の代理人にアンケートを実施したところ、最高額は11年総額5億5000万ドル(約727億7000万円)だった。同僚トラウトが19年3月に結んだ12年総額4億3000万ドル(当時約480億円)の米プロスポーツ史上最高額を更新する可能性があるだけに、球団によるメディカルチェックがよりシビアになるのは必至だからだ。