著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

【the frozen rope】「強烈なライナー」を指すスラング…31号弾丸2ランにアナウンサー絶叫

公開日: 更新日:

 今季9月6日(日本時間)、アナハイムでのタイガース戦に10-0で快勝したエンゼルス。3番・DHで出場した大谷翔平は三回1死二塁の場面で初球を叩くと、強烈なライナー性の打球が右翼へ飛んだ。

 ボールは右翼フェンスに直撃し、グラウンドに跳ね返った──ように見えた。大谷も全力疾走で一塁ベースを蹴ったが、二塁ベースに到達したところで審判の手がグルグルと回った。

 糸を引くような鋭い打球は右翼スタンドに飛び込み、それが外野に戻ってきたと判断されたのだ。

 この31号弾丸2ランを見て、アナウンサーが叫んだフレーズが、

「frozen rope!」

 だった。

 凍ったロープ、あるいはピンと張ったロープのような鋭いライナーを表現するスラングだ。

 大谷にはこの「frozen rope」と呼ばれる打球が多い。調子のバロメーターにもなっている。

 この日の初回に放った右翼への二塁打もそうだった。案の定、七回にも1試合2本塁打となる32号を今度は左中間スタンドに放り込んでいる。

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