【the frozen rope】「強烈なライナー」を指すスラング…31号弾丸2ランにアナウンサー絶叫
今季9月6日(日本時間)、アナハイムでのタイガース戦に10-0で快勝したエンゼルス。3番・DHで出場した大谷翔平は三回1死二塁の場面で初球を叩くと、強烈なライナー性の打球が右翼へ飛んだ。
ボールは右翼フェンスに直撃し、グラウンドに跳ね返った──ように見えた。大谷も全力疾走で一塁ベースを蹴ったが、二塁ベースに到達したところで審判の手がグルグルと回った。
糸を引くような鋭い打球は右翼スタンドに飛び込み、それが外野に戻ってきたと判断されたのだ。
この31号弾丸2ランを見て、アナウンサーが叫んだフレーズが、
「frozen rope!」
だった。
凍ったロープ、あるいはピンと張ったロープのような鋭いライナーを表現するスラングだ。
大谷にはこの「frozen rope」と呼ばれる打球が多い。調子のバロメーターにもなっている。
この日の初回に放った右翼への二塁打もそうだった。案の定、七回にも1試合2本塁打となる32号を今度は左中間スタンドに放り込んでいる。