日本ハム新庄監督「最終評価」をキャンプ初日に…“〆切”早すぎてチーム再びガス欠危機
日本ハムの選手にオフはなさそうだ。
新庄剛志監督(50)は春季キャンプ初日の2月1日に紅白戦を行い、そこで選手をふるいに掛けるプランを明かした。準備不足と判断した選手がいれば、「バンと切る」と宣言。「選手の体つきと表情を見ればだいたい分かる。バッターは、生きたボールを打っていない、振り遅れている。これはやってないと見なす」と、厳しい表情だ。
今年は新球場元年で、「優勝しか目指さない」という勝負の年。そのために昨年は「トライアウト」と位置付け、目先の勝利よりも選手の成長を優先してきた。その1年間の最終評価の場をキャンプ初日に定めたのだ。
■尻の叩きすぎが裏目に
しかし、開幕前に尻を叩きすぎたことが裏目に出たのが昨年ではないか。「開幕スタメンは横一線」と、就任早々から旗を振った新庄監督の下、万波中正(22)や今川優馬(25)らが、2021年秋のキャンプから22年春のキャンプ最終日までほとんど休むことなく夜間練習。開幕前から激しい競争が繰り広げられた。