女子ツアー「専門コーチvs父親」の熾烈な争い! あのプロの師匠・先生はどっちだ?
「最先端の理論を知っているプロコーチが教えても、全員が結果を残せるわけではない。再現性が高いスイングは確かに有利でも、だからといって試合に勝てるとは限らない。一方、父親が教えている選手も成功者はひと握りですが、ただし、父親は娘の性格を熟知しているし、甘やかすこともない。指導は遠回りでも互いに気を使わない関係は強みになる」
■選手は指導者をとことん信じること
関係者は続ける。
「ジャンボ(尾崎)は別として、プロコーチは選手に雇われているので、100%本音で話し合うことは難しいですからね。いずれにしてもプロコーチであれ、父であれ、いい意味で指導者に依存することが成功につながるのではないか。女子マラソンの小出(義雄)監督と高橋尚子や有森裕子の関係がそう。選手は指導者をとことん信じることです。疑いのない信頼関係はここぞというときに強い。ですから、自分のスイングが動画で見られたり、トラックマン(弾道測定器)でショットも数値化できる時代とはいえ、コーチにつかず単独練習している今大会のホステスプロ勝みなみ(24)はすごいですよ」
信じる者は救われる、ということか。