吉本ひかるが黄金世代12人目の初優勝!「背中で打った」勝負パッドを塩谷育代プロが解説
■アマチュアこそ見習うべき
塩谷育代プロが吉本の勝負パットを解説する。
「手先でパットするとリズムが一定しません。とくに緊張した状況では、手先が敏感に動いたり、その逆にまったく動かなかったりと普段通りにストロークしにくい。その点、手先よりも体の大きな筋肉を使う方がパターをスムーズに動かしやすいという利点があります。私は背中の左サイドを意識してパットしますが、中にはお腹を意識するプロもいます。吉本は指導を受ける中島敏雅プロから、手先より大きなところを動かしたほうがいい、というアドバイスを受けて、背中を意識するようになり、勝負どころのチャンスが決められたといえます」
ボールの転がりが悪く、カップ際で右にも左にも外れてしまうアマチュアこそ、手先ではなく吉本のように背中を意識するパットを心がけるだけで、転がりのいいボールが打てるはずだ。