渋野日向子が「フラットなスイングでは勝てない」現状にやっと気が付いた
米女子ツアーで戦う渋野日向子が2年ぶりに青木翔コーチのところに戻った。
しかし今季出場した2大会は「ホンダLPGAタイランド」27位、シンガポールの「HSBC女子世界選手権」33位。どちらも予選落ちのない大会だったが、成績は振るわなかった。
渋野は2019年全英女子オープン優勝時にキャディーバッグを担いだ青木コーチの元から21年に離れて、とんでもないフラットなスイングに変えた。米女子ツアーで勝つために必要なスイングとかいって、熱烈ファンはそんな渋野に声援を送った。
だが、多くのプロゴルファーやゴルフ関係者に話を聞くと、「何をやっているんだ」「ライが悪ければボールはつかまらない」「自分で気付くしかない」とあきれ顔だった。結局、フラットなスイングは効果が表れず、何度か勝つチャンスがあった大会でも肝心な場面でミスが出て、本格参戦1年目は未勝利に終わった。このままではダメだろうと再び青木コーチの指導を受けることになったはずだ。
今年のスイングを見ると、青木コーチのところに戻ってまだ2カ月しかたっていないが、昨年までのゴルフとはかなり違っていた。とはいっても2年前のスイングに戻したわけではなく、新しいスイングに変えたというのだ。