デュッセルドルフMF田中碧が大ケガ戦線離脱…森保監督は憂鬱抱えながらの欧州視察行脚
日本代表の森保一監督(54)が、14日午後10時30分発の飛行機で欧州視察に出かけた。
搭乗に先立って成田空港内で囲み取材に応じて「日本人選手の活躍を見て世界基準の戦術などを視察し、6月の代表戦につなげたいと思います」などと普段と変わらない柔和な表情を浮かべながらコメント。
しかし「その胸中は複雑なものがあった」とはサッカー関係者だ。
というのも第2次森保ジャパンの主軸に考えていたドイツ2部デュッセルドルフ所属のMF田中碧(24)が、9日のリーグ戦で右ヒザ靱帯断裂の大ケガを負い、長期の戦線離脱を余儀なくされてしまったからである。
神奈川・川崎出身の田中はJ1川崎の下部組織から2017年にプロ契約。21年6月にデュッセルドルフに移籍した。同年10月のカタールW杯予選オーストラリア戦で日本代表初先発・初ゴールを決めてW杯本大会メンバーに選出。スペイン戦で「三笘の1ミリ」のパスを受けて値千金の決勝ゴールを押し込み、この試合のMVPに選ばれた。