伊藤、三笘、伊東、前田の4発でペルーに快勝…日本代表は南米アレルギーを払拭できたのか?
これで南米アレルギーは吹き飛んだか。FIFAランキング20位の日本が戦ったのは、同21位のペルー。過去1勝2分け2敗と分が悪い相手だった。森保ジャパンは南米勢が苦手である。
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昨年6月にブラジルに敗れてから、同9月のエクアドル戦と今年3月のウルグアイ戦はともに引き分け。同3月のコロンビア戦は逆転負けを喫するなど直近4試合で2分け2敗、通算でも南米勢には14試合で4勝しかできていなかった。
W杯でも初出場となった1998年大会でアルゼンチンに敗れて以来、PK戦の敗戦を含め、1勝4敗。ブラジル、アルゼンチンは別格としても、なぜ南米のチームが苦手なのか。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
「まず個人技のレベルが高く、球際が強いこと。組織力で勝負する日本は、1対1の勝負を仕掛けられるのが苦手。ブラジル以外のアルゼンチンをはじめとした国々は、南米予選でブラジルに対抗するためカウンタースタイルになることが多い。堅守、速攻は日本がやりたいサッカーと重なるため、やりにくいんです。アルゼンチンの関係者は『ブラジルからボールを奪おうなんてナンセンス。じっとミスを待つべきだ』と言っていた。相手を観察しながら、しつこく食らいつく南米スタイルも日本は不得手です」