巨人拙攻地獄はV逸のサイン…接戦落とす原因は「1点勝負ができない原采配」とOB評論家苦言
岡本和に代わって三塁の守備に入っていた中山は、延長十一回無死一、二塁で秋山の送りバントに対してチャージできず、オールセーフになってしまった。
「左腕の大江が処理したら間に合わない位置。打者走者をアウトにするなら、サードが捕りに行くしかない打球。一塁手は思い切って前に出ていた中で、中山は準備ができていたか。本職が三塁ではない経験の浅さが、その後の5失点につながった。1点勝負の采配ができないから、接戦を落とすことになるのです」(高橋氏)
巨人は広島が緒方政権だった2015年から5年連続で負け越しも、最近3年間は負け越しがなかった。それが、小技や足を絡めた積極果敢な野球をする新井監督が就任した今季は「天敵」に逆戻り。「目の上のたんこぶ」である広島が、後半戦も巨人の前に立ちはだかりそうである。