渋野日向子ようやく連続予選落ち止まるも…左手親指完治を遅らせるスポンサーへの“義理人情”
【エビアン選手権】第2日
長いトンネルからようやく抜け出した。
大会前まで5試合連続予選落ちだった渋野日向子(24)は、2バーディー3ボギーの72で回り、通算2オーバー39位。久しぶりに決勝ラウンドへ駒を進めた。
渋野は中継局のWOWOWのインタビューでこう語った。
「ゴルフも気候もコースコンディションもかなりハードで、すごく疲れる一日ではあったけれど、なんとか耐えられた。最後まで集中をきらさずによかった。久しぶりに4日間戦える。あと2日は全力で戦いたい」
■“恩返し”が選手にマイナスになっては…
渋野の予選通過は4月のJMイーグルLA選手権以来、6試合ぶりのこと。自己ワースト記録となる5試合連続の予選落ちは、4月に左手親指を痛めたことが主な原因だが、悪い記録が止まったとはいっても故障は完治しておらず、ゴルフの内容も「完全復活」には程遠いものだ。
「苦戦が続いているのは周囲の責任もあるでしょう」と言うのは、あるマネジメント会社の関係者だ。