“見るも無残な”結果となった日本勢 ゴルフ界もマスコミも熱烈ファンもプロ選手をスポイルしている
「日本のゴルフ界全体がプロゴルファーをスポイルしている」
その事実が鮮明になったのが先に行われた女子メジャー「全米女子オープン」であり、男子メジャー「全英オープン」だ。
女子メジャーには日本勢は過去最多のプロアマ22選手が出場して、半数が難コースのペブルビーチGL攻略にてこずり予選落ち。国内でダントツの強さを誇る昨季の年間女王・山下美夢有も大会2日目に散った。優勝圏内でプレーしたのは、畑岡奈紗(4位)と古江彩佳(6位)の2人だけ。トップ10入りを決めたのは米LPGAツアー参戦組だった。
男子メジャーは9選手が出場したが、予選通過は世界で戦う松山英樹と、今年から積極的に海外遠征している星野陸也の2人だけ。
毎度のことながら、男女を問わず日本からのスポット参戦ではメジャーの厚い壁を打ち破ることができない。
これは、すべてが選手の責任というわけではない。
選手のレベルアップにブレーキをかけているのは日本のゴルフ環境なのである。