プールD最終戦の対アルゼンチン ベスト8入りした日本ラグビーの真価が問われる
ただ自陣でペナルティーを犯せば、名キッカー、エミリアーノ・ボフェリを擁するアルゼンチンに3点を与える可能性が高く、反則しない意識を保ち続けることも重要だ。
プレー中に3点を狙うドロップゴール(DG)も有効な得点手段。
W杯では勝負どころで使われることが多く、アルゼンチンは競った展開になればDGを狙うのをためらわないだろう。ジャパンも、レメキがピッチにいればDGでの得点が見込める。今季のリーグワンでは2人しか成功していないがそのうちのひとりがレメキなのだ。
ゲームは、トライを奪い合うよりも、PGやDGで双方が3点ずつ刻む展開になると予想できるが、いずれにしても死力を尽くした攻防が繰り広げられるだろう。
つまり、2019年W杯でベスト8に入ったジャパンの真価が問われるのが、アルゼンチン戦なのである。 =つづく