出場か否かは大谷翔平に委ねるくせに…本拠地での復帰をもくろむエンゼルスの思惑
右脇腹を痛めて実戦から遠ざかっている大谷翔平(29)がシーズンをまっとうする可能性が出てきた。
フィル・ネビン監督は4日のアスレチックス戦を最後に10試合連続欠場中の大谷に関して「彼が『準備ができた』と言ってきたらプレーさせる」と本人に出場可否を委ねながらも、「木曜日(現地時間14日)は(試合がなく)休みだから、金曜日(同15日)のタイガース戦でプレーすればいい」との見通しを明かした。
「ファンは彼を見に球場に足を運ぶ。特に我々の本拠地には。(大谷のプレーを見られない)ファンのフラストレーションは理解している」と話すネビン監督が、タイガース戦での復帰に言及したのは、集客を見込んでのものに違いない。
今季、エ軍の1試合平均観客動員数は3万2779人(30球団中11位)。大谷の投打にわたる活躍、球宴前まではポストシーズン(PS)進出争いの輪に加わっていたこともあり、現時点で昨季の3万339人を上回っている。