巨人は阪神に“丸裸”にされていた…投手陣クセバレ、情報戦も敗れ「チーム戦略室」見直しへ

公開日: 更新日:

 0-4で敗れた9月13日の阪神戦。巨人の横川─大城卓のバッテリーは、1番の近本に2つ、2番の中野に1つ、三回までに3つも二塁への盗塁を許した。阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチは「研究されていたのかな」と厳しい表情だった。

 今季、巨人は阪神に5勝17敗1分け。ここまでカード勝ち越しもない。理由は何か。さる球界関係者がこう言った。

「阪神は以前から担当スコアラーをキャンプ初日の2月1日からベタ付きにして巨人を丸裸にしていた。岡田監督は特に情報を大切にする。横川はキャンプから有望株として一軍に帯同していた。牽制のクセがバレていても不思議ではありません」

 巨人は8勝16敗と広島にも大きく負け越している。これにも深いワケがありそうだ。

「広島もスコアラーらが巨人投手陣のクセなどを徹底解析していた。守護神・大勢は、決め球のフォークに対する広島の打者の反応が他球団とは全く違うと疑心暗鬼で、広島戦の防御率は11.25と突出して悪いのです」(同前)


 巨人だって昨年から「チーム戦略室」を復活させ、やることはやっている。相手の研究を行いつつ、巨人の分析をするチームも結成された。巨人のさるチーム関係者がこう言った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    西武・鳥越裕介ヘッドコーチ「厳しく指導?僕は基本、怒らないんですよ。ただ…」

  1. 6

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  2. 7

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 8

    兵庫県・斎藤知事パラハラ認定にも無敵の“居座り” 「公務多忙」理由に第三者委報告書にコメントしない厚顔

  4. 9

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 10

    復権狙う自民旧安倍派にトドメ!「10万円商品券」配布問題でチルドレンが石破首相に“助け船”の爆弾証言