GK鈴木彩艶は将来を嘱望される大器、21歳でA代表とW杯を目指す
鈴木彩艶(シントトロイデン/GK/21歳)
「(鈴木)彩艶はベルギーに移籍して、シントトロイデン加入直後から試合に出続け、好パフォーマンスを見せてくれている。それを踏まえて招集しました」
10月のカナダ(新潟)、チュニジア(神戸)との2連戦で森保一監督から大きな期待を寄せられるのが、パリ五輪世代の守護神・鈴木彩艶だ。
今夏には英プレミアの名門マンチェスター・ユナイテッド(マンU)から正式オファーを受けた21歳の大型GKは、抜群の身体能力と鋭い反応がウリ。
身長190センチ・体重91キロという日本屈指の体躯を誇る逸材の快進撃がいよいよスタートしそうだ。
ガーナ人の父と日本人の母を持ち、米国で生まれてさいたま市で育った。「彩艶」という名は、聖書に登場する「聖なる丘(Zion)」に由来しているという。
小学校時代から浦和レッズのアカデミーで育ち、2019年2月に16歳5カ月11日というクラブ最年少でプロ契約を果たす。
年代別代表経験も豊富で2017年U-17W杯(インド)、2019年U-20W杯(ポーランド)に参戦。2021年夏には東京五輪メンバーにも飛び級でメンバー入りするなど、若い頃から「将来を嘱望される大器」と位置づけられてきた。