大谷翔平の移籍先候補ジャイアンツ本拠地は左打者に不利…それがプラスなこれだけの理由
FA市場の最大の目玉である大谷翔平(29=エンゼルスからFA)が連日、米メディアを賑わせている。
スポーツ専門局「ESPN」は日本時間28日、大谷が求める移籍先の条件についての特集記事を掲載。「大谷に近い筋」の話として「移籍先を選ぶうえで重要になりそうなのは本拠地での快適さ」と、球場との相性の良さが新天地選択の要素の一つになるとした。
大谷の移籍先として有力視されるジャイアンツの本拠地オラクル・パークは右中間が128メートルと広く、大谷のような左打者に不利とされる。記事では本塁打争いに影響しかねないだけに、ジ軍移籍の可能性は低いと予想している。
確かに、同球場は右中間の広さに加え、外野席後方のサンフランシスコ湾からの海風もあって、投手有利の球場ではある。これまでも多くの左の強打者が苦戦する中、結果を残したのが1993年から2007年までジャイアンツでプレーしたバリー・ボンズだ。
メジャー通算最多本塁打記録(762本)を持つボンズは01年、73発を放ってナ・リーグ最多本塁打記録を更新し、2度目のタイトルを獲得した。後に禁止薬物使用が発覚しただけに、本塁打記録は割り引く必要があるものの、大谷のパワーは当時のボンズをはるかに上回る。