広島の高卒3年目・田村俊介は「将来の大砲」 鈴木誠也と西川龍馬の“ダブル穴埋め”期待
広島の高卒3年目・田村俊介(20)がうれしい今季初安打を放った。
本拠地開幕戦となった2日のヤクルト戦。同点で迎えた八回に先頭で打席に入り右前打。広島はこの一打をきっかけに勝ち越した。
3月29日のDeNA戦でプロ入り初の開幕スタメン。3連戦は全て「7番・右翼」で先発出場したものの、計11打数無安打、6三振。1日は休日を返上し、屋内練習場で松山と打撃練習を行っていた。
昨オフ、FAでオリックスに流出した西川龍馬の後釜候補として「将来の主砲」と期待される大砲は、2021年ドラフト4位で愛工大名電から入団。今年3月には、侍ジャパンの一員として欧州代表戦に出場。オープン戦でも3本塁打と好調だった。
高校時代は投手。右翼からの鉄砲肩は、西川より鈴木誠也(現カブス)を彷彿とさせる。
「ドラフトの時は『(メジャーに挑戦予定の)誠也の後釜になり得る』という評価で指名しています」(チーム関係者)
「将来の4番」として育成中のため、新井監督には「フルスイング」を厳命されている。これから本領発揮である。