竹田麗央の年間女王は「海外メジャー」次第…強力ライバルは3年連続狙う山下美夢有
前週の全米女子プロ選手権2位タイの成績で待望のパリ五輪切符を手にした山下美夢有(22)。五輪の前には今季4つ目の海外メジャー、エビアン選手権(7月11日開幕)が控える。この大会には山下以外に、米女子ツアーで戦う笹生優花、古江彩佳、渋野日向子ら7人と、国内組から岩井明愛、小祝さくら、竹田麗央などが24日付の世界ランキング50位以内の資格で参戦する予定だ。
今年の海外メジャーは、全米女子オープンで笹生、渋野がワンツーフィニッシュを決め、古江は6位、小祝、竹田が9位と健闘。全米女子プロでも渋野、西郷真央が7位に入るなど、日本選手が軒並み好成績を収めている。エビアンも楽しみだが、国内組にとって海外メジャーは大きな意味を持っている。
ツアー関係者がいう。
「年間女王に直結するからです。なかでも、現在メルセデスランキング1位の竹田は今季すでに3勝。口にはしませんが、女王の座を狙っているはずです。竹田は先週、エントリーしていたアース・モンダミンカップに出る予定でしたが、急きょ全米女子プロに参戦した。全米女子オープンで9位になり、『かなり戦えるという手応えがあったので』と言っていたが、何より年間女王を狙える位置にいることが大きい。海外メジャーはランキングに加算されるポイントが高いですから」