著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

「おじさんのイケてるところを見せたい」とFリーグ、Jリーグ、コーチの三刀流に挑戦

公開日: 更新日:

 40代の挑戦はフットサルだけにとどまらなかった。2022年からはサッカーのYSCC横浜の一員としてJ3にも選手登録。フットサルとサッカーの「二刀流」という大いなるチャレンジに乗り出したのだ。「体育館と天然芝と試合環境も違えばボール(の質)もゴール(の大きさ)も違う。もちろん細かい戦術も違う。でもやりがいがありました」と爽やかな笑みを浮かべながら振り返った。

  ◇  ◇  ◇

 カタールW杯で日本がドイツ、スペインを撃破した22年。フットサルとサッカーの二刀流挑戦に踏み切った。併せて指導者講習や解説業にも携わるなど、超多忙な日々を過ごした。

「体が持つんだったらフットサルもサッカーもやりたいのが本音。最初は早朝6~8時のフットサル、午前9~11時のサッカーの練習を掛け持ちしていたんですが、40代の体はすぐに悲鳴を上げてしまいました。そこで途中から月・火・水をフットサル、木・金をサッカーとバランスを取るようにしました。サッカーは長年やっているから週後半の2日の練習だけでも大丈夫だけど、難しいのはフットサルの方。競技人数、使う筋肉や疲労部位も違う。もの凄く慎重に向き合わなければいけません。21年は3試合に出ただけ。戦術理解度も連係面もまだまだ。やることが多いんですよ」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…