日本ハム新庄監督の去就不透明で…CSファイナル勝っても負けても球団フロント戦々恐々の理由
負けて面白いわけはないが、さりとて勝ったら勝ったで厄介な問題が出てくる──そんな思いを抱いているのが、日本ハムの球団フロントではないか。
昨17日、日本ハムはソフトバンクに2-7で敗れ、2連敗。首位ソフトバンクに与えられる1勝のアドバンテージを含め、0勝3敗と崖っぷちである。
新庄剛志監督(52)も無策だったわけではない。前日に5番だった万波を1番、同3番の清宮を2番に配置し、ヨーイドンの初回は2人が連続二塁打を放ち、先発のモイネロから先制点をもぎ取った。
しかし、ロッテとのCSファーストステージ第1戦から中4日で先発した加藤貴が誤算。援護点をもらった直後の初回に3点を失うなど2回途中4失点で降板。試合中盤から送り込んだ中継ぎ3人も全員失点するなど投打が噛み合わなかった。
そんなチームを複雑な思いで見ているのが、フロントだというのだ。球団OBは「新庄監督の爆弾発言ですよ」と、こう続ける。
「シーズン全日程終了後、来季の契約を聞かれ、『それは今後の戦い方次第。完全燃焼したら、責任を果たしたとなるかもしれない』と話していた。球団は続投が基本路線で、後任探しもしていないと聞いている。新庄監督の言葉もあくまでリップサービスだろうが、奇想天外な性格ですからね。もし、勝ち進んで『燃え尽きた!』となったら、続投要請を断っても不思議じゃない。そうなると、後任人事で大わらわになる。球団としてはたまったものじゃありませんから」