デーブ大久保さん(1)初ラウンドで100切りしたのに…フルセットを池に投げ込むほどゴルフ嫌いに
デーブ大久保さん(野球評論家/プロゴルファー)
今となっては黒歴史ですが、実はコースデビューでいきなり100を切ったのに、すぐゴルフをやめちゃったんです。それもフルセットをコースの池に投げ込んで。
僕は早生まれ(2月1日)なんで、まだ18歳の時です。プロ野球(西武ライオンズ)に入ると、球団の納会コンペがあって、誰もがゴルフをやらされるんです。
僕がお世話になっていた野球用品屋さんが運動具の問屋もやっていたんで、ゴルフクラブもくれたんですよ。オフになったら先輩たちが練習場に連れていってくれるんです。何回か練習して、納会のコンぺに出たのが最初でした。
武蔵丘ゴルフコース(埼玉)でした。スタートでみんなが「フルバックでやる」とか騒いでるんで「フルバックって何ですか?」と質問してました(笑)。僕は白からです。
みんなバンバン振るんです。「それは曲がるでしょ」と見ていて思いました。僕は曲がらなかったですね。というのも個人的なお付き合いがあったゴルフ量販店の人がいて、その人に打ちっぱなしで教わっていたからです。足を揃えて、手だけで振る。左足内側の延長線上にボールを置いて、持ち球チーピンっていうぐらい。7番アイアンで150ヤード。「3オン2パットで上がればいいんだよ」って言われて、その通りにやったんです。だからスライスに悩んだことはないんですよね。