待望の独1部初ゴール!元軍人の父を持つ帰国子女の日本人DFが代表CBに殴り込み…森保監督も用意周到に“手当済み”
そんなアンリがメンタル面の充実ぶりを証明したのが、9月18日の欧州CL開幕戦で顔を合わせたスペインの強豪レアル・マドリード戦。後半途中に出場すると、レアルのフランス代表FWエンバペ、ブラジル代表FWビニシウスの大物とマッチアップにも臆することなく、突破を阻止したり、ボールを奪うシーンも見られた。
「試合の前日からアレコレ考え過ぎ、それが過度の緊張に繋がって試合で凡ミスを犯すタイプだった。それがドイツの2軍暮らしでもまれているうちにタフになりました」(前出の関係者)
アメリカの国籍も有しており、「アメリカ代表に引っ張られてしまう可能性もある」と危惧する声も聞こえてくる。
が、そこは日本代表の森保一監督が、用意周到に手当済みともっぱら。
高校卒業前の2022年1月、日本代表の合宿にトレーニングパートナーとして呼び寄せ、その際に「次代の日本代表の主軸DFとして期待している。日本代表を目標に頑張ってほしい」と念を押したと言われている。 英プレミアの冨安、ドイツの板倉と伊藤、ベルギーの町田と渡辺、スイスの瀬古……と代表CBのライバルは多いが、チェイス・アンリがどう食い込んでくるか、これからも要注目である。