双子だから気になる岩井姉妹の“落とし穴”…スポンサーも「セットの価値」重視、のしかかる壮絶重圧
来季の米女子ツアー出場資格をかけた最終予選会が5日から米アラバマ州のマグノリアグローブGC(クロッシングズC・パー72、フォールズC・パー71)で始まる。
出場者は99人で、日本勢は7人が参戦。今季同ツアーでシード権が取れなかった吉田優利(24)、下部ツアーからの昇格に失敗した馬場咲希(19)、国内組からは山下美夢有(23)、岩井明愛・千怜の姉妹(22)に、2次予選を突破してきた原英莉花(25)、山口すず夏(24)だ。5日間90ホールのストロークプレーで上位25位タイまでが来季の限定的な試合に出場できる。
日本勢の実力なら全員が25位以内に入ることは難しくないが、吉田や馬場、かつて同ツアーでプレーした経験のある山口以外は慣れない米国のコースで「ツアーメンバー」を懸けた“試験”だけに、通常の試合とは異なる重圧がかかることは想像に難くない。
気になるのは岩井姉妹だ。2人は仲の良い双子だが、同時にライバルでもある。通算勝利数は明愛が6勝、千怜は7勝。今季の優勝はともに3回で、ベスト10入りは姉16回、妹15回。順位もリンクすることが多く、互いの成績を意識して、それが発奮材料になっていることは間違いない。