岩井姉妹らツアールーキーたちを狙い撃ち? まるで嫌がらせ…米女子ゴルフの「厳しい洗礼」はトラウマ級
単なる偶然ではない。
日本勢12人が出場する6日開幕の米女子ツアー「ファウンダーズカップ」(米フロリダ州ブラデントンCC=6465ヤード・パー71)。開幕戦8位の竹田麗央に続き、山下美夢有、岩井明愛、千怜姉妹のツアールーキーも参戦するが、「新顔」たちは肝に銘じておくべきことがある。
新人たちを「狙い撃ち」しているともいわれるツアーの洗礼だ。米ツアーは男女ともプレーが非常に遅い。目をつけられた選手が所要時間(1打40秒)を超えるなどすれば、競技委員が計測を開始。さらに違反すれば罰金や罰打が科される。
昨年は稲見萌寧がツアー5戦目に2罰打を受け、河本結も2020年のデビュー戦は8位と好スタートを切ったが、最終日にホールアウトすると同伴者と一緒にスロープレーで5000ドル(当時約55万円)の罰金を取られた。
今年で米ツアー9年目を迎えた畑岡奈紗も、1年目には4試合目に2日連続で警告を受けている。
松山英樹も米ツアー本格参戦の前年、13年の全英3日目にホールアウト後にスロープレーで1罰打を受けたことがある。