パリ五輪ラスト切符狙う日本女子をかき乱す海外勢の「賞金ハンター」 10日号砲・名古屋ウィメンズマラソン
1月の大阪国際女子マラソンで前田穂南(27)が2時間18分59秒の日本記録をマークし、パリ五輪代表の3人目に大きく近づいた。この記録を抜いて日本人トップになれば代表に内定する。
前田が野口みずきの2時間19分12秒を破るのに19年もかかっただけに、「高速コースの名古屋でも2時間18分59秒を切るのは厳しい」というのが大方の見方だが、3日の東京マラソンがそうだったように、名古屋でもペースメーカー(PM)に日本記録を上回る1キロ3分16~17秒のラップを指示するはずだ。
マラソンでは2大会連続の五輪代表を狙う鈴木亜由子(32)は昨年の今大会は自己記録を更新する2時間21分52秒の2位でゴール。自己ベストをから約3分も速い時計が求められる。
実業団関係者が言う。
「昨年は1キロ3分23秒前後のペースでしたから、今年はかなり速くなるが、鈴木や加世田(梨花・25)、安藤(友香・29)などはをペースが安定していればついていける練習はしているはずです。問題は海外の招待選手です。この大会が大阪国際と異なるのは高額な優勝賞金があることです」