東京マラソンで日本人選手が狙う「カネと名誉」…優勝は無理でも特典てんこもり
見せ場はつくって欲しいものだ。
1月26日には大阪国際女子マラソンの号砲が鳴る。その3日前の23日、3月2日に行われる東京マラソンのエントリーランナー110人が発表され、正月の箱根駅伝の連覇に貢献した青学大4年の太田蒼生が初のフルマラソン挑戦ということで注目が集まりそうだ。
9月の世界陸上(東京)を狙う国内招待選手は、パリ五輪6位入賞の赤崎暁、20年大会で2時間5分29秒で4位に入った大迫傑、昨年のベルリンで日本歴代2位の2時間5分12秒で6位に入った池田耀平(花王陸上競技部)、パリ五輪1万メートル5位入賞のB・コエチの4人。
海外からは、パリ五輪1万メートル金のJ・チェプテゲイ(ウガンダ)に、昨年の東京マラソンで2時間2分16秒の好記録で優勝したB・キプルト(ケニア)ら16人が参戦予定だ。
東京マラソンは高額賞金のレースとして海外でも有名だ。優勝は1100万円。世界記録を出せば別途3000万円の賞金が出る。順位による賞金は10位(10万円)まで。2位でも400万円と大きい。毎年アフリカ勢が目の色を変えて走るため、昨年も8位までが外国勢。日本人最高は2時間6分31秒で9位の西山雄介だった。